【こんな治療法も!】新型コロナの後遺症はどんな症状があるの!?治療法や専門外来についても紹介!

新型コロナ

新型コロナウイルスに感染して、後遺症に悩まされている人はかなりの数に上るといわれています。

発症してから何か月も経っているのに、辛い症状を抱えて困っているという人も少なくありません。

今回はそんな新型コロナの後遺症はどんなものがあるのか紹介していきます!

また、後遺症の治療法などについても掘り下げていきます。

新型コロナの後遺症について

新型コロナ 後遺症

新型コロナウイルス感染症の場合、最初に発症した時の重症度と後遺障にはあまり相関関係がないことが分かっています。

感染時に重症化した人が重い後遺症を患っているわけではありませんし、軽症でも後遺症は重かったり長く続いているということがあります。

軽症だったからといってあなどれないのが、新型コロナウイルスの難しいところです。

また、新型コロナウイルスは若い世代だと重症化しにくいといわれていますが、後遺障は10代や20代といった若い世代でも発症している人が多くいます。

年代を問わず後遺症を患うリスクがあるので、とても厄介な病気といえるでしょう。

現在のところ、新型コロナウイルス感染症について研究は進んでいるものの、明確に分かっていないことが多いというのが現状です。

新型コロナの後遺症はどんな症状?

新型コロナ 後遺症

新型コロナウイルスによる感染症の後遺症は、多岐にわたっています。

主な症状には、倦怠感・集中力及び記憶力の低下・咳・関節痛・筋肉痛・胸痛・頭痛・発熱・動悸・呼吸困難・嗅覚障害・味覚障害・食欲不振などがあります。

全身に症状が出ているのが、新型コロナウイルスによる感染症の特徴です。

倦怠感が強ければ立っているのも辛いですし、症状が重い場合にはほとんど起き上がれず横になっていいなければいけないこともあります。

仕事や学業に支障が出てしまうのは避けられません。

集中力や記憶力の低下も仕事上のミスにつながりますし、学校であれば成績に直結する問題です。

結果的に通勤や通学が困難になり、休職や休学を余儀なくされてしまうこともあります。

そのまま回復せずに休職が長く続けば、退職を考えなければいけなくなるかもしれません。仕事を辞めなければいけないと収入が途絶えてしまうので、死活問題になります。

その他にも微熱がずっと続いているとか、食べ物の匂いや味が感じられないなど味覚障害や嗅覚障害を訴える人も多いです。

味覚や嗅覚が正常ではないと食べ物が全く美味しく感じられないので、食事の楽しみが全くなくなってしまいます。

味覚障害や嗅覚障害は時間の経過と共に回復していくことが多いですが、何か月も味覚や嗅覚の異常が続いている人もいます。

その他にも下痢が続くとか、めまいや立ち眩みがするなど様々な症状があります。

それから新型コロナウイルス感染症の後遺症として特徴的な症状に、脱毛があります。

新型コロナ 後遺症

回復してから数か月経った頃に、髪の毛が抜けるという例が数多く報告されています。

髪の毛を梳かしていたらごっそり抜けていて、驚いたという人もいます。

髪の毛が抜けると見た目が気になってしまうので、ショックを受けることが多いです。

特に女性の場合には、周囲からの目が気になるため精神的なダメージをかなり受けてしまいます。

脱毛はすぐに発生することはなく回復してから時間が経過してから発症することが多いので、より精神的な打撃が大きくなります。

このように後遺症の症状には色々ありますが、大抵の場合は複数の症状を抱えていると言われています。

1つの症状だけに悩まされているという人はあまり多くはなく、複合的に症状が出ていることが多いのです。

そもそも後遺症は発症してから1か月以上たってもこのような症状が続いている場合に後遺症と捉えられていますが、明確な基準というものは存在していません。

新型コロナウイルスの場合にはどういうメカニズムで後遺症が発生するのかもはっきり解明されてはいないので、具体的な治療法などもまだ確立されてはいないのです。

以前はデルタ株が主流でしたが、現在はオミクロン株に置き換わるなど感染状況も刻々と変化しています。

治療法は増えていますが、以前の特徴とは異なっていることも多く治療法に関しても流動的です。

デルタ株で多かった味覚障害や嗅覚障害などは、オミクロン株だとあまり見られないことが分かっています。

ただし、感染者が増えたことで、必然的に後遺症を発症する人も増えています。

新型コロナの後遺症外来もあります。

それに対応するために、後遺症を治療する専門の後遺症外来を設置するクリニックなども登場してきました。

では、新型コロナウイルスの後遺障だと思ったら、どのように対応すればいいのでしょうか。

おすすめなのは、後遺症外来があるクリニックを受診することです。

治療法は確立されていなくても、患者が増えるにしたがって症状ごとに有効な方法などは段々分かってきています。

治療を受けることで、症状が徐々に良くなっていく人も多いです。

(後遺症外来がある病院の一例)

後遺症外来などでは、まず不調の原因となっている臓器に異常がないか等の検査が行われます。

新型コロナウイルスに感染そのものが原因であることも考えられますし、感染時に服用した薬によって症状が出ていることも考えられます。

また、精神的な不調が影響を及ぼしている場合もあります。

それを突き止めることが、最適な治療につながります。

後遺症の治療方法は!?

新型コロナ 後遺症

新型コロナウイルスに感染した場合の後遺症治療は、基本的に症状を和らげる対症療法となります。

味覚障害や嗅覚障害がある場合には、内服治療や嗅覚を刺激する治療などが行われます。

漢方薬などが処方されることもあります。

また、ビタミンやミネラル不足に陥っている場合もあり、その際にはビタミンやミネラルを補給する薬剤などが処方されます。

特に亜鉛は、味覚に大きな影響を及ぼす栄養素です。

亜鉛は細胞の成長や免疫反応などに欠かせない栄養素で、不足すると味を感じる味蕾に悪影響を及ぼすとされます。

亜鉛が欠乏している状態になると、味を感じにくくなるのです。

嗅覚や味覚のリハビリ指導などが行われることもありますし、生活する上で気を付けたいポイント等を指導されたりもします。

倦怠感や頭痛といった症状が強い場合には、血液検査などでホルモンバランスが乱れていないかどうかなどをチェックします。

異常が発見された場合には、それに合った治療が行われます。

明確な異常が発見されなかった時は、漢方薬などを試してみることもあります。

新型コロナ 後遺症

漢方薬は漢方医学の考え方に基づいて、複数の生薬を組み合わせた伝統的な薬になります。

漢方では気力のない状態を「気虚(ききょ)」といいます。

気力が沸かない時に元気を生み出す効果の高い漢方薬などもあるので、倦怠感が強い場合にはそういった漢方薬が処方されることもあります。

東洋人の体質に合いやすいといわれています。

それから心因的な要因が、後遺症の発症に関係している場合もあります。

新型コロナウイルスによる感染症は大きな社会問題となっており、罹患すると周囲の目が気になるなど精神的なストレスを感じることが多い病気です。

うつ病や不安障害などを発症していることもあり、それが原因で不眠に悩まされている人もいます。

そういった場合には、カウンセリングや薬物療法などが効果的なこともあります。

よく眠れないといった場合には、睡眠薬が処方されたりもします。

まとめ

後遺症の治療は、時間が経過すればするほど効果は上がりにくくなると言われています。

新型コロナウイルスに感染してから時間が経ってしまった場合、なかなか治らず人によっては1年以上続くこともあります。

以前は後遺症を扱うクリニックが少なかったので、治療を受けられないという人も多かったようです。

最近では後遺症を扱う医療機関も増えてきているので、できるだけ早く医療機関を受診することが重要になります。

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